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電子タバコの有害性は紙巻きタバコの5%以下|イングランド公衆衛生庁が世界初の公式見解を発表【2015年報告・解説】

安全性や受動喫煙や禁煙について

2026年06月25日

世界初|公的機関が「電子タバコは95%有害性が低い」と正式発表

電子タバコの有害性は喫煙の95%低い

当サイトはこれまでに「電子タバコの有害性について」「医学博士による安全性検証論文」などをご紹介させて頂きました。

この度、英国イングランド保健省の管轄下にあるPublic Health England(イングランド公衆衛生庁)が「電子タバコの有害性は喫煙の95%少ない」と認めるとの記事が掲載されましたのでその翻訳をご紹介させて頂きます。

日本では、これまでに何度も電子タバコの健康への悪影響が報道されてきました。しかし、イングランド公衆衛生庁が発表した報告は、それらの報道内容を覆すような内容となっています。

電子タバコに対して不信感や不安感を抱いている方々に、ぜひ一度お目通しいただきたいと思い、ご紹介いたします。

出典:http://www.theguardian.com/society/2015/aug/19/public-health-england-e-cigarettes-safer-than-smoking

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2015年8月、英国イングランド保健省の管轄機関であるイングランド公衆衛生庁(Public Health England/PHE)が、公的機関としては世界で初めて「電子タバコの有害性は従来の紙巻きタバコと比べて5%以下に過ぎない」と公式に認める報告書を発表しました。この内容は英国の大手紙ガーディアンが報じ、世界中に大きな衝撃を与えました。

日本でもこれまで電子タバコの健康リスクを強調する報道が繰り返されてきましたが、この発表はそうした論調に真っ向から反論する内容として注目を集めました。

報告書の主な内容

111ページに及ぶ報告書の中でPHEが示した主な見解は以下のとおりです。

項目 報告書の内容
有害性の比較 電子タバコの有害性は紙巻きタバコの5%以下
禁煙補助としての効果 禁煙に大きく貢献する可能性がある
将来の方向性 ニコチンパッチ・ガムと同様の医療器具として認可を目指すべき
誤認識の問題 「電子タバコは紙巻きタバコと同程度に有害」と誤認している人の割合が2年間で8%から22%に増加
ゲートウェイ効果 電子タバコが喫煙への入り口になっているケースはほぼなく、紙巻きタバコを一度も吸ったことがない電子タバコユーザーは全体の1%以下

PHEは有害性がゼロとは言い切れないとしながらも、「電子タバコは禁煙に大きく貢献する」と明確に述べており、この点は英国政府の最高医務責任者であるサリー・デイビーズ氏も支持しました。

英国政府高官・専門家たちのコメント

最高医務責任者 サリー・デイビーズ氏

電子タバコは禁煙補助器具として活用されるべきであると明言。さらに「電子タバコが認可された医療器具として販売されることを望んでいる。そうすることで、使用者に安全性・品質・効果を保証できるから」と述べ、医療品としての正式認可を強く求めました。

公衆衛生大臣 ジェーン・エリソン氏

英国での死因1位である肺がんを防ぐために完全禁煙が最善であるとしつつも、「電子タバコが禁煙を補助することは認めている。ただし、18歳以下への販売・使用は違法としており、ニコチンの危険から子どもを守ることも重要」と述べました。

PHE健康福祉局長 ケビン・フェントン氏

「電子タバコは完全に無害ではないが、紙巻きタバコに比べてほんのわずかな害であることは証明されている。問題は、多くの人が電子タバコには紙巻きタバコと同程度の害があると誤認し、喫煙者の禁煙を妨げていることだ。禁煙反対運動家こそ、電子タバコを積極的に支持すべきである」とコメントしました。

ロンドン大学クイーン・メアリー ピーター・ハーイェク教授

報告書の執筆者の一人として次のように述べています。「これまでの研究結果では、電子タバコに切り替えた喫煙者は、喫煙が健康にもたらすほとんどのリスクを排除できていることが示されている。一度試して合わなかったとしても諦めず、いくつかの製品やリキッドを試して自分に合うものを見つけてほしい」

電子タバコへの誤解が禁煙を妨げている

報告書が特に問題視したのが、電子タバコに対する誤った認識が広がっていることです。PHEの調査によると、「電子タバコは紙巻きタバコと同程度あるいはそれ以上に身体に悪い」と誤認していた人の割合が、調査開始から2年間で8%から22%へと大幅に増加していました。

PHEはこの誤認識の広がりを深刻に受け止め、「誤った情報が喫煙者の電子タバコ利用を妨げ、禁煙の機会を奪っている」と強く警告しています。

電子タバコにはニコチンが含まれているものの、紙巻きタバコに含まれるタール・ヒ素などの有害物質は含まれていません。この違いを正しく理解することが、合理的な選択につながります。

英国における電子タバコの普及状況(2015年時点)

報告書によると、当時イギリスには260万人の電子タバコユーザーが存在しており、そのほとんどが元喫煙者または現役喫煙者で、禁煙目的や再喫煙防止のために使用していました。また英国では年間約10万人が喫煙に関連する疾患で死亡しており、当時もイングランドだけで約800万人の喫煙者がいました。

試験的な取り組みとして、レスター市・ロンドン市の禁煙治療専門家が無料で電子タバコのスターターキットを処方できる制度が先行して導入され、その後全国展開に向けた法整備の議論が進みました。

タバコ産業の既得権益と公衆衛生の対立

PHEは報告書の中で、今後の電子タバコ市場の監視の重要性についても言及しています。特に大手タバコ産業の関連企業が電子タバコ市場に参入してくることへの警戒感を示し、「政府は国民の健康を商業的利益やタバコ産業の既得権益から守る責務がある」と明確に主張しました。

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まとめ

  • 2015年、英国PHEが公的機関として世界で初めて、「電子タバコの有害性は紙巻きタバコより約95%低い」と発表。電子タバコをめぐる国際的な議論の大きな転換点になりました。
  • 完全に無害というわけではないものの、紙巻きタバコとの有害性の差は歴然。禁煙補助の有力な手段として、科学的・政策的に認められた画期的な出来事でした。
  • この発表を受け、2016年には英国政府が電子タバコを禁煙補助の医療品として正式に認可。今日のVAPE先進国イギリスの礎となりました。

当サイトでは、今後もユーザーの皆様に正確な情報をお届けすることを大切にしてまいります。

PHEの発表に関するよくある質問(Q&A)

Q. イングランド公衆衛生庁(PHE)は電子タバコについて何を発表したのですか?

A. 2015年に、公的機関として世界で初めて「電子タバコの有害性は紙巻きタバコの5%以下(約95%低い)」とする報告書を発表しました。英国大手紙ガーディアンが報じ、電子タバコをめぐる国際的な議論に大きな転換点をもたらしました。

Q. PHEは電子タバコが完全に安全だと述べたのですか?

A. いいえ。PHEは「有害性がゼロとは言い切れない」としたうえで、紙巻きタバコと比べた有害性が大幅に低く、禁煙に貢献し得ると述べています。完全に無害というわけではない点には注意が必要です。

Q. 報告書が問題視した「誤解」とは何ですか?

A. 「電子タバコは紙巻きタバコと同程度に有害」という誤った認識が2年間で8%から22%に広がり、それが喫煙者の禁煙の機会を妨げているとPHEは警告しています。

Q. この報告書はいつのものですか?

A. 2015年8月にPHEが発表した報告書を紹介した翻訳記事です。その後2016年に英国政府が電子タバコを禁煙補助の医療品として認可しています(本記事は2026年6月時点の参考資料です)。

※本記事は2015年のPHE報告書および当時の報道内容を紹介する翻訳・参考資料です(2026年現在の最新の規制・知見とは異なる場合があります)。

出典:http://www.theguardian.com/society/2015/aug/19/public-health-england-e-cigarettes-safer-than-smoking

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