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JTの新型加熱式タバコ with(ウィズ)とは?

電子タバコ関連について

2024年07月24日

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JTが発売した加熱式タバコの新ブランド「with(ウィズ)」と、加熱式タバコデバイス「with2」を紹介します。また加熱式タバコと電子タバコとの違い、禁煙までの流れやコストパフォーマンスについて解説します。

加熱式タバコ withのコンセプト

昔ながらの紙巻きタバコがタバコ葉に直接火をつけるのに対して、加熱式タバコは火を使わないのが特徴です。JTが2023年8月に立ち上げた新ブランド「with(ウィズ)」は“周囲との心地よい関係と自分だけの時間やリズム、そのどちらも大切にしながら自然体でいること”を提案します。インフューズドたばこ用デバイス「ウィズ2」を使うことにより、「いつも自分らしくいられるたばこ」としてお客様の日常に寄り添うことがコンセプトです。

 

「紙巻きタバコ(シガレット)」は、欧米で19世紀後半から本格的に作られるようになりました。 日本では江戸時代に内職で「たばこ刻み」をしていた彦根藩の土田安五郎が、明治に入ってから上京して初めて国産の「紙巻きタバコ」を作ったとされます。

 

やがて紙巻きタバコは、西洋風の身なりや生活様式を取り入れた人々“ハイカラ”の象徴として人気を博しました。産業として発展しながら、時代とともにタバコの在り方が変化を遂げます。平成に入り「紙巻きタバコ」離れが加速すると、それに続く「加熱式タバコ」が登場しました。加熱式タバコの新ブランドとして注目を集めているのが「with(ウィズ)」です。

 

紙タバコ・加熱式タバコ・電子タバコのコスト比較

加熱式タバコデバイス with2の特徴

加熱式タバコはタバコ葉に直接火をつけることなく、熱を加えることでニコチンを発生させます。基本的にはタバコ葉に含ませたグリセリン類により蒸気を発生させるため、タバコ葉を燃やすときに出るタールの量が90%以上も少なくなります。

紙巻きタバコによる喫煙の健康被害が指摘されると、タバコに含まれるタールで黒ずんだ肺のイメージ写真が広まりました。喫煙者のみならず、副流煙を吸い込む「受動喫煙」の健康被害が発表されたことから、さらに非喫煙者による嫌煙権運動まで行われるようになりました。そうした状況を受けて、加熱式タバコを使用する人が増えたのは必然的といえるでしょう。

 

加熱式タバコには「アイコス」、「プルーム」、「グロー」、「リル ハイブリッド」、そして「ウィズ」などがあります。たとえば、「アイコス」シリーズのようにタバコ葉を加熱する温度が200度を超える高温加熱式に対して、加熱温度が約40/60度の「ウィズ2」は低温加熱式になります。

 

約300度~350度で加熱する「アイコス」は、「アイコス臭」と呼ばれるほど独特なニオイがあります。それが魅力でもあり、紙巻きタバコから加熱式タバコに移行する際、違和感を覚える人が少ないといわれます。一方で、従来の低温加熱式タバコデバイス「プルーム・テック」シリーズに続いて発売された“インフューズドたばこ”用デバイス「ウィズ2」は低温のためニオイが少ないのが特徴です。

タバコの臭いがほとんどしない

“インフューズドたばこ”の「ウィズ2」は、カートリッジに入ったグリセリン類を加熱することで蒸気を発生させます。その蒸気をタバコ葉が入ったカプセルに通過させて、ニコチンを含む蒸気にして出すという仕組みです。タバコ葉を直接加熱しないため、タバコの臭いをほとんど感じません。

 

また、燃焼に伴う副流煙が発生しないことも大きな特徴です。大切な人や仲間と過すときはもちろん、周りの人に気兼ねすることなく楽しむことが可能です。

インフューズドテクノロジーは、霧化したリキッドがタバコ顆粒の入ったカプセルを通ってベイパーを発生させる技術です。コーヒーやお酒を作る工程で使用されている、香りを染み込ませる技術をもとに考えられました。

待ち時間がなくタバコを吸える

「ウィズ2」はインフューズドテクノロジーを搭載しており、吸った瞬間に蒸気が発生します。そのため、加熱待ち時間ゼロでタバコを楽しめます。オンオフの切り替えに時間が要らず、好きなときに吸い始め、好きなときに止められるためマイペースにさりげなく喫煙できます。

2段階の加熱モードを搭載

インフューズドテクノロジーを採用したことでタバコ葉を直接加熱しないため、加熱により発生する雑味を抑えられます。そのため、従来の加熱タバコよりも澄み切ったフレーバーを味わえます。さらに、ボタンによるワンタッチ操作で2つの加熱モードを切り替えられるデュアルモードにより、ハイモードを選択すればより際だったフレーバーを楽しめます。

 

紙タバコ・加熱式タバコ・電子タバコの1ヶ月あたりのコスト比較

JTの新型加熱式タバコ with2の使い方

加熱式タバコデバイス「with2」の使い方は覚えてしまえば簡単です。使い始めるにはデバイス本体とたばこカプセル、マウスピース、カートリッジを準備します。デバイス本体のカートリッジ挿入口カバーを開いて、カートリッジの金属部分を下にしてデバイスにしっかり挿し込みます。

 

たばこカプセルは、カートリッジ挿入口の反対側に挿し込むところがあります。カプセルを挿入したら、マウスピースを取り付けましょう。ここまで準備できれば、あとは基本的に片手で使えます。

 

ロックを解除するため、デバイスにあるアクションボタンを2秒以内に連続で3回押してください。一般的には、デバイスを握った状態で親指を使って押します。デバイスが振動してロックが解除されると、ディスプレイのロックマークが消えてロック解除のアイコンが約6秒間表示されます。

 

ディスプレイには使用中の加熱モード「MODE NORMAL」、「MODE HIGH」、バッテリーの残量、たばこカプセルの残量が表示されます。

加熱モードを選ぶには、アクションボタンをデバイスが振動するまで3秒以上長押しします。ボタンを長押しするたびに「MODE NORMAL」と「MODE HIGH」が切り替わるため、どちらかを選択します。「MODE NORMAL」で50パフ(※「パフ」は吸う行為を意味しており、上限のパフ回数は吸い方や使用環境によって異なります)、「MODE HIGH」で30パフ程度が可能です。

 

タバコを楽しむには、LED発光部の周囲が吸気口となっているため全体をふさがないように持ち、デバイスを軽く振ってたばこベイパーを吸引します。使用を途中でストップしたい場合は、アクションボタンを2秒以内に続けて3回押すと中断します。また、4分間なにも操作しなければ自動的にロックされる仕組みです。なお使用を中断しても、あとで再開できます。

JTの新型加熱式タバコ with2の充電

with2を購入して、はじめて使用する際は充電が必要です。充電にはUSB Type-Cケーブルと、専用のACアダプターを使います。ACアダプターにUSB Type-Cケーブルの片側を接続して、もう一方をwith2のデバイス本体にある差し込み口に挿入します。バッテリーをフル充電するには60分ほどかかります(バッテリーの状態や環境により充電時間は変化する可能性があります)。なお、充電中は使用できません。

 

デバイス本体が充電開始する際に「ブッ」と一瞬振動すると、充電中のアイコンが約6秒間表示されます。本体にあるLEDがゆっくり点滅して、充電中であることを知らせます。デバイス上部についているアクションボタンを1回押すと、ディスプレイが6秒間点灯して、たばこカプセルの残量とバッテリーの残量を表示します。LEDが消灯したら充電完了のため、アクションボタンを1回押してバッテリーがフル充電状態になっているか確認します。

 

デビューセット

加熱式タバコwith2の付属品がおしゃれ

加熱式タバコデバイス「with2」はさりげなく吸える使い心地はもちろんながら、カラフルな専用アクセサリーも魅力の一つになっています。さまざまなアクセサリーをデバイスと組み合わせることでおしゃれを楽しみましょう。

マウスピース

with2のマウスピースのカラーは5色あります。定番のブラックとホワイトに加えレッド、ブルー、グリーンから選べます。洗える素材からできているためお手入れがしやすく、より衛生的に使用することが可能です。価格は、各300円です。

with2はリキッド(液体)を加熱して発生させたベイパー(蒸気)を、たばこカプセルに通過させて味・香りを抽出した「たばこベイパー」を楽しむインフューズドたばこです。凝縮したベイパーを味わうためのマウスピースは、とくにこだわりたいところです。

デバイスキャップ

with2はブラックとホワイト、2色のデバイスキャップがあります。各400円です。喫煙するときはマウスピースをつけて吸いますが、一般的に持ち運ぶ際は吸い口の汚れ付着を防ぐためデバイスキャップを使います。なお、マウスピース装着時にも使用できます。

デバイスカバー

with2のデバイスカバーはシリコンで作られており、デバイスを傷や衝撃からしっかり保護します。持ち運び中に吸い口に汚れの付着を防いでくれるキャップもついています。また、カバーをつけたまま充電できるので便利です。ポップなレッド、ブルー、グリーンの3色があり、価格は各1,200円です。

キャリーケース

with2のキャリーケースは、デバイス本体とたばこカプセルを収納できます。ポーチタイプでファスナー部分が大きく開くため、取り出しやすくてストレスを感じません。また、防水加工のため安心です。カラーはデバイスカバーに合わせたレッド、ブルー、グリーンの3色があり、価格は各1,200円です。

ストレージボックス

with2のストレージボックスは、デバイス本体にデバイスキャップやデバイスカバーを付けたまま収納できます。さらに、ボックスに収納した状態で充電が可能です。カラーは、ブルーとグリーンの2色があります。各1,980円です。

このようにwith2を彩るポップな専用アクセサリーを合わせて使うことで、よりおしゃれにインフューズドたばこを楽しめます。

JTの新型加熱式タバコ with2の価格

インフューズドたばこ用デバイス「with2(ウィズ2)」は、「ウィズ2 スターターキット」として販売されています。スターターキットのセット内容はデバイス、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、マウスピースになります。カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2色で、価格は各1,980円です。

 

CLUB JTオンラインショップおよび全国のコンビニエンスストア、たばこ販売店で購入することができます。なお「with2 のりかえ応援割」キャンペーン中に、お持ちの加熱式たばこデバイス本体(アイコス、アイコス イルマ、グロー、パルズ、リルハイブリッド、プルーム、ウィズの全シリーズ)を下取りに出した場合、「ウィズ2 スターターキット」が1,000円割引されて980円で購入可能です。

 

加熱式タバコ with2専用フレーバー

ウィズ用たばこカプセルとして、2020年5月に発売された「メビウス・ゴールド・レッド・ミント・ウィズ用」や同年10月発売の「メビウス・プレミアムゴールド・レギュラー・ウィズ用」をはじめ、さまざまなフレーバーが揃っています。

メビウス・プレミアムゴールドシリーズ

「メビウス・プレミアムゴールド・レギュラー・ウィズ用」(2020年10月19日発売)、「メビウス・プレミアムゴールド・メンソール・ウィズ用」(2021年4月20日発売)、「メビウス・プレミアムゴールド・フローズン・ウィズ用」(2021年10月29日発売)、「メビウス・プレミアムゴールド・シルク・レギュラー・ウィズ用」(2023年9月5日発売)などがあります。

メビウス・ゴールドシリーズ

同シリーズは、これまで「メビウス・ゴールド・レッド・ミント・ウィズ用」(2020年5月18日発売)のみでしたが、2024年1月22日に「メビウス・ゴールド・パープル・ミント・ウィズ用」が発売されてラインナップに加わりました。

メビウスシリーズの価格

ウィズ用たばこカプセルとしては、「メビウス・プレミアムゴールドシリーズ」および「メビウス・ゴールドシリーズ」とも内容と価格は、たばこカプセル5本、カートリッジ1本で580円です。

 

従来の紙巻きタバコとして愛されてきたメビウス(1977年6月発売)は、「メビウス・ライト」(1985年7月発売)や「メビウス・エクストラライト」(1998年8月発売)など豊富なラインナップで、どれも20本入り580円です。また、2021年8月から順次発売された「メビウス・Eシリーズ」は20本入りで500円になります。

with2の口コミ・評判について

with2を使用した方々からネットで寄せられた声としては、「ニオイが少ないので、仕事で人と接する際に助かる」、「すぐ吸えるうえに、吸いごたえもある」、「いつでも吸えていつでもやめられるメリットは大きい」という好評が目立ちました。

 

一方、これまでの加熱式タバコに比べて「デバイスがおもちゃのたまごっちみたい」といった外観についての声や「たばこカプセルの価格はもう少し安くしてほしい」という要望なども見受けられました。

加熱式タバコのリスクとは

加熱式タバコは、火を使わずにたばこ葉やその加工品を加熱して、発生する微粒子(エアロゾル)を喫煙します。喫煙者全体の2割以上が加熱式タバコを使用しており、とくに20~30代の若い世代が多いといわれます。煙が出ないため健康への影響は少ないように思えますが、実際のところはどうなのでしょうか。

受動喫煙の可能性

加熱式タバコは、火を付けて喫煙する従来の紙巻きタバコに比べて健康被害が少ないといわれます。しかし加熱式タバコを使用する人だけでなく、周りの人における健康への悪影響が全くないわけではありません。

 

喫煙によって身体に取り込むニコチンの量は、紙巻きタバコ1本あたり2100μg(マイクログラム)、ホルムアルデヒド41μg程度とされます。それに対し、加熱式タバコ1本あたりではニコチンが1200μg、ホルムアルデヒドは4.8μg程度なので少ないものの、ゼロではありません。

三次喫煙の可能性

タバコの害として問題視されているのが、サードハンド・スモーク(三次喫煙)です。喫煙者が煙を気にして周りに人がいないベランダや外で吸ったとしても、タバコの有害物質は喫煙者の毛髪や衣類に長時間残留します。

そのため、非喫煙者も有害物質を吸い込む可能性があります。たとえ加熱式タバコでも、喫煙者の吐く息に有害物質が含まれており、サードハンド・スモークのリスクが考えられます。

現時点で安全と断定できない

加熱式タバコの受動喫煙によって、ホルムアルデヒドが体内に取り込まれる量は紙巻タバコの約10分の1程度になります。

しかし、有害物質であるホルムアルデヒドが検出されているため健康へのリスクは否定できないのです。そうした現状を考えて、加熱式タバコだから安全であるとは言い切れません。

禁煙をするなら電子タバコがおすすめ

電子タバコは、加熱式タバコとVape(ベイプ)の2種類に分けられます。Vapeはニコチン0mgリキッドを使用する場合、加熱して発生する水蒸気(エアロゾル)にニコチンやタールといった有害物質を含みません。

紙巻きタバコと比較して加熱式タバコは有害物質の含有量が少ないですが、ニコチン入りリキッドを使用した場合でもVapeはさらに有害物質の吸入を減らすことが可能です

 

また、Vapeはコストパフォーマンスにも優れています。禁煙をはじめるには健康面やコスト面から考えて、紙巻きタバコから電子タバコに替える方法がおすすめです。減煙や禁煙目的でVapeを始める場合、ニコチン入りリキッドからスタートし、徐々にニコチン濃度の低いリキッドに移行していくことで無理なく達成することができます。

電子タバコのメリット3つ

電子タバコのうち、加熱式タバコは“たばこ葉”が使われているためニコチンを含むエアロゾルが発生します。一方、日本国内で販売されているVapeはたばこの葉を使わないため、ニコチンもタールも一切含まれていません。ほかにも次のようなメリットがあります。

タバコカプセルを使わない

Vapeの場合はリキッドを注入する方式のため、基本的にタバコカプセルを使いません。加熱式タバコを使用している人から、ときおりタバコカプセルが余るとの声を聞きますが、その心配をせずに済みます。

コストパフォーマンスがよい

ランニングコストを比較した場合、紙巻きタバコは1日に1箱を12か月使用したとして約219,000円となります。

加熱式タバコは1日に1箱を12か月の使用でほぼ同額ですが、電子タバコのVapeならばリキッド30ml(2500円)を2本、コイル(約500円)を2個使用したとして、12か月で約72,000円しかかかりません。コストを3分の1ほどに抑えることが可能です。

歯が汚れない

電子タバコはタールを含まないため、喫煙しても紙巻きタバコのようなヤニが発生しません。そのため室内で吸っても壁紙が黄色く黄ばむ心配が無く、歯が汚れることもありません。

電子タバコのデメリット2つ

従来の紙巻きタバコに比べてよいことづくめ、のような電子タバコですがデメリットもあります。

定期的なメンテナンスが必要

火をつけずに電気で加熱するためバッテリーの充電をしなければなりません。ほかにもリキッドの補充や定期的なコイルの交換など、メンテナンスが必要です。

コンビニでは取り扱いがない

電子タバコを取り扱っている街のお店といえばコンビニですが、まだ取り扱っていないためネットでの購入となど限られます。

まとめ

電子タバコのVapeは、紙タバコや加熱式タバコと比べて有害物質の吸入を抑えられる上、タールで汚れることもなく、節約にもつながるため、紙巻きタバコの代わりに導入することで禁煙のきっかけとするにはぴったりです。

 

ただし、第三者にとって喫煙者であることに変わりはないため、禁煙スペースでは吸えません。電子タバコとはいえ、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。

紙タバコ・加熱式タバコ・電子タバコのコスト比較

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