GLOとIQOSの違いを徹底比較|加熱式タバコと電子タバコの特徴・コストまで解説
電子タバコ関連について
2026年06月24日
タバコを吸うことによって喫煙者自身の健康に悪影響を及ぼすことがわかり、ニコチン依存症も問題視されてきました。近年は受動喫煙による周囲の人々への健康被害が懸念されるようになり、公共施設をはじめ店舗などで喫煙可能なスペースが激減しています。
2020年4月から改正健康増進法が施行され、屋内は原則禁煙になりました。そのような時代ですが、愛煙家にとっては従来の紙巻きタバコだけでなく、加熱式タバコや電子タバコといった選択肢が一般的になっています。ここでは加熱式タバコとして知られるIQOS(アイコス)やglo(グロー)の特徴を中心に、電子タバコとの違いなどについて解説します。
紙巻きタバコと加熱式タバコ

加熱式タバコが普及した背景
2020年4月の改正健康増進法施行により、屋内は原則禁煙となりました。受動喫煙への社会的関心が高まるなか、愛煙家の間で加熱式タバコや電子タバコ(VAPE)の利用が広がっています。
紙巻きタバコはタバコ葉を燃焼させるため、煙・タール・ニオイが発生します。一方、加熱式タバコは葉を燃やさずに加熱するため、副流煙が出にくく、においも抑えられることが支持されている理由です。
紙巻きタバコとは
細かく刻んだタバコの葉を紙で巻いたものを「紙巻きタバコ(シガレット)」と呼びます。現在市販されているほぼすべてがフィルター付きの「フィルターシガレット」です。
1987年には厚生省がたばこの有害性を公表し、2003年からは包装に「肺がんの原因の1つ」「心筋梗塞の危険性を高める」といった具体的な警告表示が義務化されました。タールによる室内汚染やニコチン依存症のリスクから、近年は代替品への移行が加速しています。
加熱式タバコとは
加熱式タバコは、タバコの葉に火を付けず、加熱して発生した成分を吸引する仕組みです。大きく分けて、葉を直接加熱しない「低温加熱タイプ」と、直接加熱する「高温加熱タイプ」があります。
低温加熱タイプ(JTのPloom TECHなど)は、有機溶剤を低温加熱してエアロゾルを発生させ、タバコ葉粉末を通して成分を吸引します。水蒸気が少なくヤニやニオイを抑えやすい反面、ニコチン感は軽めで、紙巻きタバコを愛用してきた人には物足りなさを感じることもあります。
高温加熱タイプ(フィリップ モリスのIQOS、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのgloなど)は、スティックを280〜330℃で加熱して発生したエアロゾルを吸引します。紙巻きタバコに近い吸いごたえが得られるのが特長です。加熱式タバコにもニコチンやタールは含まれますが、葉を燃やさないためタールはほとんど発生しないとされます。ただしニコチンを摂取するため、ニコチン依存のリスクは否定できません。
加熱式タバコの種類
加熱式たばこも紙巻きタバコのようにタバコ葉を使用しますが、火を付けて燃焼させない点が大きな違いです。タバコ葉を加熱して発生する蒸気(エアロゾル/たばこベイパー)を吸って楽しむため、煙や副流煙は出ません。寝たばこで灰が落ちて火災につながる心配も不要です。
ただし、ニコチンによる健康への影響については、紙巻きタバコと同様に注意が必要です。日本国内で販売されている加熱式タバコは、10機種以上に及びます。
低温加熱式タバコはPloom TECH(プルーム・テック)をはじめ、「プルーム・テック・プラス」「プルーム・テック・プラス・ウィズ」などのいわゆる「プルーム・テック」シリーズが知られます。ここでは、高温加熱式タバコのなかでも人気が高いIQOS(アイコス)とglo(グロー)について説明します。

加熱式タバコとは|IQOSとgloの違いを解説
加熱式タバコはタバコ葉に火を付けず、加熱によって発生するエアロゾルを吸引する仕組みです。大きく次の2種類に分類されます。
| タイプ | 加熱温度 | 代表製品 |
|---|---|---|
| 低温加熱式 | 約30〜40℃ | Ploom TECH |
| 高温加熱式 (内側加熱) | 300〜350℃ | IQOS (アイコス) |
| 高温加熱式 (外側加熱) | 240〜280℃ | glo (グロー) |

IQOS(アイコス)の特徴
IQOSはフィリップ モリス社が展開する加熱式タバコで、国内シェアNo.1を誇る製品です。タバコ葉加工スティックにブレード(加熱刃)を差し込んで内側から加熱する「内側加熱型」が特徴です。
IQOSシリーズの変遷
- 初代〜IQOS 3 DUO:ホルダー+ポケットチャージャーの「分離型」。
- IQOS 3 MULTI(2019年):ホルダー・チャージャー一体の「一体型」。
- IQOSイルマシリーズ(2021年〜):加熱ブレードを廃止しクリーニング不要に。専用スティック「TEREA(テリア)」を使用。
※注意:旧来の「マールボロ ヒートスティック」「ヒーツ」は2024年より順次販売終了となり、イルマシリーズでは使用できません。
IQOSのスペック早見表
| モデル | 充電時間 | 連続喫煙 | 1充電本数 |
|---|---|---|---|
| IQOS 2.4 PLUS | 120分 | 1本 | 20本 |
| IQOS 3 DUO | 120分 | 2本 | 20本 |
| IQOS 3 MULTI | 75分 | 10本 | 10本 |
| IQOSイルマ/プライム | 135分 | 2本 | 20本 |
| IQOSイルマワン | 90分 | 20本 | 20本 |
※上表はチャージャー充電時間・連続喫煙本数・1充電あたりの本数の目安です(モデルにより異なります)。
glo(グロー)の特徴
gloはブリティッシュ・アメリカン・タバコが展開する加熱式タバコです。日本では2016年から販売が始まり、高温加熱式タバコのなかでIQOSに次ぐシェアを持ちます。
IQOSが「内側加熱型」であるのに対し、gloは専用スティックを360度包むように加熱する「外側加熱型」を採用しています。
gloの加熱モード
- 通常モード:240〜250℃。
- ブーストモード:260〜280℃。
IQOSと比べると吸いごたえはやや軽めで、軽い紙巻きタバコを吸っていた方や、加熱式タバコ初心者に向いていると言われています。
対応スティックのフレーバー
- glo・プロ / glo・プロ・スリム:neoスティック(6種のフレーバー)、KENT neostiks(8種)。
- glo・ハイパー / ハイパー・プラス:KOOLブランドのコラボスティックに対応。
- glo・ハイパー・プラス:ラッキーストライクのスティックにも対応。
gloのスペック(ハイパー・プラス / ハイパーX2)
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 充電時間 | 約210分 |
| 加熱時間 | 通常モード20秒 / ブーストモード15秒 |
| 使用時間 | 通常モード4分 / ブーストモード3分 |
| 連続使用 | 約20回 |
最新モデル「glo ハイパーX2」はデザインを一新し、軽量・スリム化されました。カラーバリエーションは全8色です(2026年6月時点)。
電子タバコ(VAPE)とは|加熱式タバコとの決定的な違い

電子タバコと加熱式タバコは「火を使わない」点で似ていますが、根本的な仕組みが異なります。
| 比較項目 | 加熱式 | 電子タバコ (VAPE) |
|---|---|---|
| タバコ葉 | 使用する | 使用しない |
| ニコチン | 含まれる | 0mg (個人輸入でニコチン入りも可) |
| タール | ほぼ発生しない | 発生しない |
| リキッド成分 | タバコ由来 | 植物性グリセリン・香料など |
電子タバコのリキッドは、プロピレングリコールや植物性グリセリン、食品グレードの香料から構成されており、タバコ葉を使用しません。日本国内で販売されているリキッドはニコチンを含まない仕様ですが、欧米ではニコチン入りリキッドが主流で、個人輸入代行を通じて入手することが可能です。
VAPEのフレーバー例
- メンソール・スペアミント系。
- ストロベリー・マンゴー・レモンなどフルーツ系。
- カスタード・バニラなどデザート系。
- タバコ系(紙巻きタバコブランド再現フレーバーも)。
年間コストで比較|紙巻き・加熱式・電子タバコ
1日1箱(20本)を吸い続けた場合の年間コスト目安です(使用量・銘柄により変動・2026年6月時点)。
| 種類 | 初期費用 | 年間合計 |
|---|---|---|
| 紙巻きタバコ | なし | 約21万9,000円 |
| 加熱式タバコ | 約3,000円〜 | 約21万9,000円〜 |
| 電子タバコ (VAPE) | 約1,000円〜 | 約7万2,000円 |
※電子タバコ(VAPE)はリキッド約5,000円/月+コイル約1,000円/月=年間 約7万2,000円が目安。紙巻き・加熱式のおよそ3分の1です(使用量・銘柄による目安・2026年6月時点)。
本記事の試算では、電子タバコの年間コスト(約7万2,000円)は、紙巻き・加熱式タバコ(約21万9,000円)のおよそ3分の1に抑えられます。(初期費用・使用量・銘柄により変動する目安です・2026年6月時点)

まとめ|自分に合ったタバコの選び方
| こんな方に | おすすめ |
|---|---|
| 紙巻きタバコに近い満足感が欲しい | IQOS(内側加熱・高温) |
| 軽めのタバコからの乗り換えを考えている | glo(外側加熱・通常〜ブーストモード) |
| コストを抑えたい・ニオイを気にする | 電子タバコ(VAPE) |
| 本数を無理なく減らしたい | ニコチン入りリキッド(個人輸入)を活用したVAPE |
加熱式タバコ・電子タバコはいずれも「完全無害」ではありませんが、用途や生活スタイルに合わせた選択が可能です。本数を無理なく減らしたい方が電子タバコを検討する場合は、ニコチン濃度を段階的に下げていく方法もあります。
ニコチン入りリキッドの個人輸入代行は、ヘルシーサポートにお任せください。アメリカ・ロサンゼルスから直送、豊富なフレーバーをご用意しています。
IQOS・glo・電子タバコに関するよくある質問(FAQ)
Q. IQOSとgloの一番の違いは何ですか?
A. 加熱方式が異なります。IQOSはスティックの内側にブレードを差し込んで加熱する「内側加熱型」で、紙巻きタバコに近い吸いごたえが特徴です。gloはスティックを360度包んで加熱する「外側加熱型」で、吸いごたえはやや軽めとされています。
Q. 加熱式タバコと電子タバコ(VAPE)はどう違いますか?
A. 加熱式タバコはタバコ葉を加熱して吸いますが、電子タバコ(VAPE)はタバコ葉を使わず、リキッドを加熱して蒸気を吸います。国内で販売されるVAPEのリキッドはニコチン0mgで、ニコチン入りは個人輸入が条件です。
Q. 加熱式タバコは紙巻きタバコより安全ですか?
A. タールはほとんど発生しないとされますが、ニコチンは含まれており、健康への影響がゼロというわけではありません。「完全無害」ではない点に注意して選ぶことが大切です。
Q. 電子タバコ(VAPE)はどのくらいコストを抑えられますか?
A. 本記事の試算では、電子タバコの年間コストは約7万2,000円で、紙巻き・加熱式タバコ(約21万9,000円)のおよそ3分の1です(使用量・銘柄により変動・2026年6月時点)。
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