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電子タバコに禁煙補助効果あり|キングス・カレッジ・ロンドンの研究結果を徹底解説

安全性や受動喫煙や禁煙について

2026年06月28日

電子タバコの禁煙効果をKCLが発表

2021年3月10日(禁煙の日)、イギリスの名門校であるキングス・カレッジ・ロンドンは、電子タバコの日常的な使用が喫煙者の禁煙を支援する「明確な効果」を持つことを示す研究結果を発表しました。

この研究はニコチン置換療法(ニコチンパッチ・ガムなど)や薬物療法(ブプロピオン・バレニクリン)といった従来の禁煙補助手段と電子タバコを比較したもので、電子タバコの有効性を科学的に裏付ける内容として注目を集めています。

出典:https://www.kcl.ac.uk/news/daily-e-cigarette-use-shows-clear-benefit-in-helping-smokers-to-quit?fbclid=IwAR0x1BuyOTq5cnT17y9ZiV7vZtFrUAQgD-gI-ZYmCwF943dfFpcHaMuYik0

ロンドン大学の研究

研究の背景:喫煙はいまも深刻な健康問題

イギリスでは近年、喫煙者数は減少傾向にあるものの、喫煙に起因する疾患は依然として深刻な問題です。2019年には約75,000人が喫煙関連疾患で亡くなっており、禁煙支援の強化は社会的な急務とされています。

電子タバコが登場してから10年以上が経過しましたが、禁煙効果についての信頼できるエビデンスは限られていました。過去の研究では結果に一貫性がなく、使用頻度や電子タバコの種類が禁煙成功に与える影響が十分に分析されていない課題がありました。今回の研究はこれらの課題を踏まえ、より精緻な分析を実施しています。

禁煙を補助する

研究の概要:1,155人以上を対象にした大規模調査

この研究は、Cancer Research UK(英国がん研究機関)が資金提供し、科学誌「Addiction」に掲載された査読付き研究です。

項目内容
対象者1,155人以上(現役喫煙者・元喫煙者・電子タバコ使用者)
データ収集期間2012年〜2017年
調査方法オンライン調査によるデータ分析
分析内容電子タバコの使用が禁煙に与える影響(初月+追跡期間)
掲載誌「Addiction」(査読付き科学誌)

研究の筆頭著者であるキングス・カレッジ・ロンドン国立アディクションセンターのMartín McDermott博士は次のように述べています。

「電子タバコを日常的に使用することで、何も禁煙補助手段を使わない場合と比べて禁煙をサポートする効果があることがわかりました。これらの結果は、電子タバコがニコチン置換療法や処方薬よりも効果的な禁煙補助剤であるとするこれまでの研究結果と一致しています。」

さらに同博士は、「追跡調査で、詰め替えタイプの電子タバコは使用頻度が散発的だと完全な禁煙につながりにくいことが判明しました。電子タバコの使用頻度を定期的に測定することが重要です」とも指摘しています。

研究の主要結果:タイプ別・禁煙成功率の比較

詰め替え式(リキッド式)電子タバコの毎日使用

詰め替え可能なリキッド式電子タバコを毎日使用したグループは、禁煙補助手段を一切使用しなかったグループと比較して、1ヶ月間禁煙を維持できる確率が5倍以上高いという結果が示されました。

使い捨て・カートリッジ式電子タバコの毎日使用

使い捨てやカートリッジ式の電子タバコを毎日使用した場合でも、何も使用しなかった場合と比べて1ヶ月間の禁煙成功確率が3倍高くなることが確認されました。

タイプ別・禁煙効果の比較まとめ

電子タバコの種類使用頻度禁煙成功確率(対照:補助なし)
詰め替え式(リキッド式)毎日使用約5倍以上
使い捨て・カートリッジ式毎日使用約3倍
詰め替え式散発的使用効果は限定的

このデータから、使用するタイプよりも「毎日継続して使用すること」が禁煙成功の重要な鍵であることが浮かび上がります。

他の禁煙方法との比較:電子タバコが最も高い効果を示した

研究では、電子タバコの毎日使用を以下の禁煙補助手段と比較しています。

禁煙補助手段禁煙への有効性
ニコチン置換療法(パッチ・ガム等)電子タバコより低い
薬物療法(ブプロピオン・バレニクリン)電子タバコより低い
複数補助手段の組み合わせ電子タバコより低い
電子タバコの毎日使用最も高い効果を示した

ただし追跡調査では、電子タバコ以外の方法(処方薬など)を使用した場合でも、少なくとも1ヶ月間の禁煙を達成したケースが報告されており、個人の状況に合わせた選択が重要です。

キングス・カレッジ・ロンドン国立アディクションセンターのLeonie Brose博士は次のように結論づけています。

「電子タバコが最も効果的な禁煙補助剤の一つであると確信しています。特に詰め替えタイプの電子タバコは毎日使用することで非常に高い禁煙補助効果を示しており、このエビデンスを今後の使用ガイダンスに反映させるべきです。」

なぜ電子タバコが禁煙に効果的なのか

喫煙行動そのものを代替できる

電子タバコが他の禁煙補助手段と大きく異なる点は、喫煙の「動作」と「感覚」を維持できることです。ニコチンパッチや処方薬では補えない、「吸い込む」という身体的・心理的な行動パターンを電子タバコは模倣できます。これにより、禁煙に伴うストレスや口寂しさを大幅に軽減できます。

ニコチン量を段階的にコントロールできる

海外製のニコチン入りリキッドを使用する場合、ニコチン濃度を少しずつ下げていくことで、依存を段階的に緩和させながら禁煙を進められます。日本でも個人使用を目的とした個人輸入(月120mlまで)は合法で、このアプローチが可能です。

「タバコをやめる」ではなく「切り替える」という意識

完全禁煙のプレッシャーが軽減されることで、心理的な負担が大幅に下がります。「いつでも吸える(電子タバコを)」という安心感が、逆に禁煙への近道になるというアプローチです。

電子タバコによる禁煙方法

電子タバコを使った禁煙・減煙の実践ステップ

研究結果を踏まえた、電子タバコを活用した禁煙アプローチを以下に整理します。

ステップ内容
Step 1詰め替え式(リキッド式)電子タバコを選ぶ(最も禁煙効果が高い)
Step 2毎日継続して使用する(散発的使用は効果が限定的)
Step 3紙巻きたばことの併用期間を設け、徐々に電子タバコに移行する
Step 4ニコチン入りリキッドを使用している場合は、ニコチン濃度を段階的に下げる
Step 5電子タバコの使用頻度自体を減らし、最終的に完全禁煙を目指す

「毎日使用すること」が禁煙成功率を劇的に高める鍵である点は、この研究の最も重要な示唆のひとつです。

日本における電子タバコの活用と法的ルール

日本国内では薬機法により、ニコチンを含むリキッドの国内販売は禁止されています。ただし、個人使用を目的とした個人輸入は合法で、1ヶ月あたり120mlまでの輸入が認められています。

今回の研究で特に効果が高いと示された「詰め替え式(リキッド式)電子タバコ」は、まさに個人輸入によるニコチン入りリキッドを活用するスタイルに対応しています。信頼できる個人輸入代行サービスを通じて、安全性が確認されたアメリカ製品を選ぶことが重要です。

出典:https://www.kcl.ac.uk/news/daily-e-cigarette-use-shows-clear-benefit-in-helping-smokers-to-quit?fbclid=IwAR0x1BuyOTq5cnT17y9ZiV7vZtFrUAQgD-gI-ZYmCwF943dfFpcHaMuYik0

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よくある質問(Q&A)

Q. KCLの研究とは?

A. 2021年にキングス・カレッジ・ロンドンが発表した、電子タバコの日常的な使用が禁煙を支援する「明確な効果」を持つことを示す研究です。

Q. どのくらい効果がある?

A. 詰め替え式電子タバコを毎日使うと、補助なしに比べて1ヶ月の禁煙維持率が5倍以上、使い捨て・カートリッジ式でも3倍高いと示されました。

Q. どのタイプが効果的?

A. 最も効果が高いのは詰め替え式(リキッド式)です。ただしタイプよりも「毎日継続して使うこと」が成功のカギとされています。

Q. 他の禁煙方法と比べてどう?

A. ニコチン置換療法(パッチ・ガム)や薬物療法より高い効果が示されました。ただし個人の状況に合った方法を選ぶことが重要です。

Q. 日本でも使える?

A. ニコチン入りリキッドの国内販売は禁止ですが、個人使用目的の個人輸入は月120mlまで合法です。詰め替え式での活用が可能です。

まとめ

キングス・カレッジ・ロンドンの研究は、電子タバコが単なる嗜好品ではなく、科学的根拠に裏付けられた禁煙補助ツールであることを示した画期的な成果です。

研究が示した主な結論を整理すると以下の通りです。

結論内容
最も効果の高いタイプ詰め替え式(リキッド式)電子タバコ
成功のカギ「毎日継続して使用すること」
他の禁煙補助手段との比較ニコチン置換療法・薬物療法より高い効果
掲載誌「Addiction」(査読付き科学誌)
資金提供機関Cancer Research UK

禁煙を何度試みても成功しなかった方、ニコチンパッチや処方薬が合わなかった方にとって、電子タバコは新たな選択肢となり得ます。まずは詰め替え式の電子タバコを毎日継続して使うことから始めてみてはいかがでしょうか。

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