電子タバコの長期使用に関する研究結果【翻訳】
安全性や受動喫煙や禁煙について
2024年08月03日
電子タバコの長期使用に関する研究結果
イタリアにあるカターニャ大学のリカルド・ポローサ博士と研究者は、電子タバコの長期使用に関する研究結果を世界トップクラスの総合科学誌「Nature」で発表しました。
その内容と研究結果がハフィントンポストにて取り上げられましたので、その翻訳をご紹介させていただきます。
サイエンス: 電子タバコが喫煙未経験者の呼吸器にもたらす弊害なし
電子タバコ使用者に対してアンケートを実施したところ、対象者の圧倒的多数(99%)が喫煙者または元喫煙者でした。
実施された電子タバコと紙タバコのそれぞれがもたらした健康被害についてのアンケート結果から、
英国公衆衛生庁と英国内科医師会が、電子タバコは紙タバコよりも95%以上安全であると結論付けました。
現時点では、数十年に渡る電子タバコの使用がもたらす健康被害について知ることは不可能ですが、もし信頼のおける研究者が、可能性のあるリスクは喫煙者が有害なタバコの煙に長期間さらされることによる肺がん、心臓病、脳卒中もしくはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と同様であるもしくはそれ以上であると提言するならば、リスクは少なからずあると言えるでしょう。
米国疾病予防管理センターは、これらの病気により毎年アメリカで50万人近くの喫煙者が亡くなっていると推定しており、病気の原因となるのは、タバコ葉が燃焼することによって発生するタール、一酸化炭素、その他の有害物質など喫煙者によって避けられないものです。
電子タバコと関連商品はタバコ葉を含んでいないため煙を発生させないことから、公衆衛生の研究者が禁煙したくないもしくは禁煙できない喫煙者に燃焼を伴わない電子タバコをますます推奨するのは納得です。
イタリアにあるカターニャ大学のリカルド・ポローサ博士と研究者は、長期間に渡る研究結果を世界トップクラスの総合科学誌「Nature」で発表しました。
喫煙経験のない電子タバコ使用者と非喫煙者(電子タバコ使用歴なし)の2つのグループに分かれた被験者の呼吸器について3年半に渡って追跡研究を行いましたが、喫煙経験のない電子タバコ使用者に健康被害は見られませんでした。
研究の目的は、日常的な電子タバコ使用者と電子タバコ使用歴のない非喫煙者の血圧、心拍数、体重、肺機能、呼吸器の症状、吐き出した生物指標化合物、気道の炎症を比較することです。早期段階での肺への影響を検証するため、電子タバコ使用者には高分解能CT検査を受けていただきましたが、喫煙経験のない日常的な電子タバコ使用者には呼吸器への被害は見られませんでした。
先週ロンドンで開催された電子タバコのサミットでポローサ博士は、「電子タバコの健康上の不安が取り沙汰されていましたが、私たちの研究結果は、喫煙経験のない電子タバコの長期使用者においては、健康被害がないことを証明しています。」と述べました。
アメリカの各当局と違い、イギリスの公衆衛生庁はハーム・リダクション[*]を実践しており、禁煙しないまたは禁煙できない喫煙者に電子タバコや加熱式の商品、煙の出ないタバコのような低リスクでの非燃焼式の商品の使用を促すことで、喫煙に関連する被害を軽減させようという戦略を行っています。
これはガムやパッチなどのニコチン代替療法と同じコンセプトですが、これらの商品は90%以上が失敗に終わるため、より多くの喫煙者が禁煙に成功し、燃焼式タバコの使用による早死を防ぐための影響力を拡大することができるのです。
全米電子タバコ協会の会長であるグレゴリー・コンリーは、「マウス細胞研究は、仮定された電子タバコの危険性について肯定的な結果を出すかもしれませんが、実際に人間に対して行われた研究はないのです。」と述べました。
「喫煙経験のない日常的な電子タバコ使用者に健康被害が確認できない場合、喫煙者にこれらの商品を使用しないよう警告し続けるのは理にかなったことなのでしょうか。」
[*]ハーム・リダクションとは、健康被害や危険をもたらす行動習慣を行動変容などにより予防または軽減させる社会実践。
掲載日:2015年3月18日
電子タバコ(VAPE)・ニコチン入りリキッド専門の個人輸入代行サイトです。私たちが直接訪問したMade in USAの信頼できるメーカーのみを扱っています。これからも安全・安心なリキッドをご紹介していきます。