電子タバコのコストパフォーマンスの良さ
電子タバコ関連について
2024年11月29日
東京オリンピック・パラリンピックの開催を機に、飲食店や公共施設では屋内禁煙が原則となり、喫煙環境が大きく変わりました。さらにタバコの価格も毎年上昇しており、これを機に電子タバコ(VAPE)への切り替えを検討する方が増えています。最近では、健康やコストに関する質問がヘルシーサポートにも多く寄せられています。喫煙しない家族や子供の健康への配慮、そして経済面を考えると、電子タバコ(VAPE)には多くのメリットがあると言えます。本コラムでは、タバコを取り巻く最新の状況を解説しながら、紙巻きタバコと電子タバコのコストを詳しく比較していきます。
タバコの種類をおさらい
現在、日本で手に入れることのできる主なタバコには、「紙巻きタバコ」「加熱式タバコ」そして「電子タバコ(VAPE)」があります。紙巻きタバコの危険性が語られるようになってからしばらく経ちますが、やはりタバコは止められないという方に、ぜひ読んでいただきたい情報をまとめました。
紙巻きタバコ
紙巻きタバコは、最も一般的で古くから親しまれているタバコの一つです。刻んだタバコの葉を紙で巻き、火をつけて煙を吸うというスタイルで、19世紀半ばに誕生したとされています。現在日本で販売されている紙巻きタバコの多くにはフィルターが付いており、これによりタールやニコチンの摂取量を抑える効果があるとされます。しかし、フィルターの存在が煙を肺の奥深くまで吸い込む習慣を助長し、結果として健康への影響を深刻化させているとの指摘もあります。
紙巻きタバコには有害で依存性のあるタールやニコチンが含まれており、喫煙中は常に副流煙が発生します。この副流煙が周囲の人々の健康を害する受動喫煙の原因として問題視されています。さらに、喫煙習慣が健康だけでなく精神面にも影響を及ぼす可能性が指摘されており、1日当たりの喫煙本数が多いほど自殺率が高まるという研究結果も報告されています。
加熱式タバコ
加熱式タバコは、紙巻きタバコのように火を使わず、タバコの葉を加熱することで成分を含むエアロゾルを発生させ、それを吸引する仕組みの喫煙具です。副流煙は発生しないとされていますが、喫煙者が吐き出すエアロゾルは空気中に残留するため、受動喫煙による健康被害の可能性が完全に排除されているわけではありません。
加熱式タバコは比較的新しい喫煙具であるため、その健康への長期的な影響についてはまだ十分なデータが揃っていません。ただし、タバコの成分を摂取するという点で、紙巻きタバコと同等のリスクがあると考えるのが一般的です。
日本では、フィリップ・モリスの「IQOS(アイコス)」、JTの「Ploom TECH(プルームテック)」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「glo(グロー)」などが主要な加熱式タバコとして広く知られています。これらの商品は、紙巻きタバコよりも臭いが少ないことや、灰が出ないことを特徴として人気を集めていますが、健康への影響についての慎重な検討が求められています。
電子タバコ(VAPE)
電子タバコ(VAPE)は、海外では「ベイプ」として親しまれる充電式の喫煙具です。メーカーによって構造や機能に若干の違いがありますが、一般的には香料やその他の成分を含むリキッドを加熱し、エアロゾル(霧状の蒸気)を生成して吸引する仕組みです。
日本では薬機法(旧薬事法)による規制があるため、ニコチンを含むリキッドを国内で購入することはできません。ただし、当サイトでは海外からの販売を行っており、個人輸入という形で購入することが可能です。購入に際しては、輸入規制や使用のルールを確認することが重要です。
電子タバコ(VAPE)が登場したのは2000年代以降で、まだ歴史の浅い製品です。そのため、健康への長期的な影響については研究が進行中ですが、従来の喫煙習慣をやめたいと考える人々が選択肢の一つとして取り入れるケースも増えています。また、ニコチンを含まないリキッドも利用可能で、禁煙補助としての利用が注目されています。
加熱式タバコと電子タバコ(VAPE)の違い
加熱式タバコと電子タバコ(VAPE)は、どちらも「電子タバコ」と総称されることが一般的ですが、両者には明確な違いがあります。ここではその違いを詳しくご紹介します。
1. 仕組みの違い
加熱式タバコは、バッテリーを利用してタバコスティックを加熱し、成分を含むエアロゾルを発生させます。この蒸気を吸い込むことで喫煙を楽しむ仕組みです。一方、**電子タバコ(VAPE)**は、アトマイザーと呼ばれるパーツを使い、リキッドを熱して蒸気を発生させます。電子タバコには電圧や温度を調整できる機能が備わっていることが一般的で、使用者が吸いごたえや香りの強さをカスタマイズ可能です。加熱式タバコでも調整機能を持つ製品はありますが、タバコスティックを使用する加熱式タバコと、リキッドを利用する電子タバコでは、その仕組みと使い方に違いがあります。
2. 香りの違い
加熱式タバコはタバコの葉を使用しているため、特有の香りが少し残りますが、紙巻きタバコのような強い臭いが発生することはありません。煙が衣服や部屋に染みつくことも少ないのが特徴です。一方で、**電子タバコ(VAPE)**はリキッドを使用するため、タバコの成分を含まないことが多く、香りはリキッドに依存します。フルーツやミントなど多彩なフレーバーが楽しめ、ほとんどの場合、衣服や空間に香りが残ることはありません。タバコ風味のリキッドもありますが、本物のタバコ葉を使わないため、紙巻きタバコや加熱式タバコとは香りや味わいが大きく異なります。
3. 有害物質の違い
加熱式タバコはタバコスティックにニコチンやタールなどの有害物質を含みますが、紙巻きタバコに比べるとその量は少なく、一般的に約4分の1程度とされています。一方、**電子タバコ(VAPE)**はニコチン入りリキッドを使用する場合でもタールが含まれず、一酸化炭素も発生しません。これにより、健康リスクは紙巻きタバコや加熱式タバコより低いと考えられています。ただし、長期的な影響についてのデータはまだ不十分であり、安全性に関する研究は進行中です。
まとめ
加熱式タバコと電子タバコ(VAPE)は、どちらも紙巻きタバコに代わる選択肢として注目されていますが、使用感や健康リスク、香りの特徴が異なります。タバコの風味を重視する方には加熱式タバコ、多様なフレーバーを楽しみたい方や健康リスクを抑えたい方には電子タバコ(VAPE)が適していると言えるでしょう。
タバコの種類別にコストを比較
現在、紙巻きタバコの多くは600円前後で販売されています。そう遠くない昔は半額程度でも買えた紙巻きタバコは、現在では毎日購入すると、それなりに生活費を圧迫する値段になってしまっています。また、ご自身や家族の健康を考えて禁煙しようという方もいらっしゃると思いますので、ここからはタバコの種類別にコストを比較してみましょう。紙巻きタバコからほかのタバコへの移行を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
紙巻きタバコのコスト
2024年10月のタバコ税増税に伴い、紙巻きタバコの価格は多くの銘柄で値上げが実施されました。例えば、JTの「メビウス」は580円から600円に、「セブンスター」は600円から620円に値上げされています。
これにより、1日1箱(20本)を喫煙する場合、月間のタバコ代は約18,600円、年間では約22万6,300円となり、家計への負担がさらに増加しています。
紙巻きタバコは1本あたり約10～12回吸引でき、喫煙者に高い満足感を提供します。また、紙巻きタバコの場合、タバコ代以外の追加費用は基本的に発生しません。一方、加熱式タバコや電子タバコ(VAPE)は、本体の購入費用や消耗品(タバコスティックやリキッド)のコストが必要となります。これらの初期投資やランニングコストを考慮すると、総合的なコスト比較が重要です。
さらに、紙巻きタバコの使用は健康リスクや受動喫煙による周囲への影響も懸念されています。そのため、コスト面だけでなく、健康面や社会的影響も踏まえて、喫煙習慣を見直すことが求められています。
加熱式タバコのコスト
加熱式タバコを吸う場合、必要なアイテムは「本体」と「タバコスティック」です。本体の価格はブランドや機種によって異なりますが、2024年現在、3,000円から1万円程度で購入できるモデルが一般的です。本体の初期投資額は紙巻きタバコにはない要素ですが、一度購入すれば長期間使用できます。
加熱式タバコ用のスティックは1箱に20本入りで、吸える回数は紙巻きタバコとほぼ同等です。たとえば、IQOSのタバコスティックは1箱600円から620円程度と、紙巻きタバコと同じ価格帯です。そのため、ランニングコストに関しては、加熱式タバコと紙巻きタバコで大きな差はありません。
ただし、加熱式タバコの本体は消耗品でもあり、故障や新機種への買い替えが必要になる場合もあります。また、タバコスティックは紙巻きタバコと異なり、特定のデバイスでしか使用できないため、選択肢が限定される点に注意が必要です。
2024年のタバコ税増税により、紙巻きタバコと同様に、加熱式タバコの価格も徐々に上昇しています。そのため、コストだけでなく、健康リスクや使用感も含めた総合的な判断が求められます。
電子タバコ(VAPE)のコスト
電子タバコ(VAPE)を利用するには、「本体」のほかに、「リキッド」と「コイル」という消耗品が必要です。本体の価格は機種によって異なりますが、2024年現在、高機能モデルでも1万円程度で購入可能です。
リキッドのコスト
リキッドは30ml入りで2,500円前後の価格が一般的です。1ヵ月に必要なリキッドの量は平均で2本(約60ml)とされており、月々のリキッド代は約5,000円ほどになります。リキッドの種類には、フルーツやミント、デザート系など多彩なフレーバーがあり、ニコチンの有無を選ぶことも可能です(日本ではニコチン入りリキッドの購入は個人輸入に限られます)。
コイルのコスト
コイルはリキッドを加熱するパーツで、2週間に1回程度の交換が推奨されています。1個あたりの価格は約500円で、月に2回交換すると仮定すると、月々のコイル代は約1,000円となります。
トータルコスト
月間のランニングコストは、リキッド代5,000円+コイル代1,000円で、約6,000円が目安です。このため、紙巻きタバコや加熱式タバコと比較すると、電子タバコ(VAPE)は経済的に優れている場合が多いと言えます。
電子タバコは初期投資が必要ですが、ランニングコストが抑えられる点や、ニコチンレスで使用できる利点が特徴です。喫煙習慣の見直しや禁煙を目指す人にとって、有力な選択肢とされています。
電子タバコ(VAPE)がコスパ最高
紙巻きタバコを基準に比較すると、電子タバコ(VAPE)は非常に優れたコストパフォーマンスを持っています。以下に3種類の喫煙方法のコストをまとめました。
各喫煙方法のコスト比較
- 紙巻きタバコ:
- 約18,600円/月(1日1箱・600円の場合)
- 約22万3,200円/年
- 加熱式タバコ:
- 約18,600円/月(タバコスティック1箱・600円の場合)
- 約22万3,200円/年
- ※本体価格は除外。
- 電子タバコ(VAPE):
- 約6,000円/月(リキッド+コイル代)
- 約7万2,000円/年
- ※本体価格は除外。
コストの違い
紙巻きタバコと加熱式タバコは、スティックやタバコそのものの価格が同程度であるため、ランニングコストには大差がありません。また、健康リスクに関しても、両者はタバコ葉を使用するため大きく変わらないとされています。そのため、紙巻きタバコから加熱式タバコへの乗り換えは、特別な理由がない限り大きな経済的メリットが得られにくいでしょう。
一方、電子タバコ(VAPE)は、リキッドとコイルという消耗品のコストが抑えられているため、月間・年間のランニングコストが圧倒的に低いです。紙巻きタバコや加熱式タバコの3分の1以下という優れた経済性を誇ります。使い捨てタイプの電子タバコもありますが、長期的なコストを考えると、リキッドとコイルを交換して使う方式の方がコスパに優れています。
電子タバコ(VAPE)の長期的なメリット
初期費用として本体価格(約3,000～1万円)が必要ですが、ランニングコストの低さから、長期的には圧倒的な節約効果が期待できます。また、リキッドのフレーバーを選べる点や、ニコチンを含まないリキッドも利用できる点は、健康面や生活の快適性を考慮した際の大きなメリットです。
コストと健康リスクを総合的に考えると、電子タバコ(VAPE)は最も優れた選択肢と言えるでしょう。紙巻きタバコや加熱式タバコの高コストからの脱却を目指す方にとって、電子タバコ(VAPE)は経済的かつ柔軟性の高い代替手段として注目されています。
電子タバコ(VAPE)の魅力
コスパ以外にもさまざまな魅力があるのがベイプです。ニコチン入りリキッドのほかにも数多くの選択肢があり、フルーツやデザート、メンソール、ドリンク系などのフレーバーを楽しむことができます。これらのフレーバーはダイエットにも応用可能です。
また、ベイプ用のリキッドは無害です。水と食品添加物、甘味料などが配合されていますが、その多くは化粧品や医薬品にも使用されている無害な成分です。
危険な成分を含まず、副流煙が発生するわけでもないベイプは、周囲の人たちを危険にさらすようなことは基本的にありません。紙巻きタバコを燃やすとニコチンやタールを含む副流煙を第三者が吸引してしまい、深刻な症状を引き起こすこともあります。社会が分煙や禁煙という方向を向いている以上、全ての人々が思いやりの心を持って、住みやすい世の中を共に作っていく必要があります。紙巻きタバコからベイプへの乗り換えも、その一環といえるのではないでしょうか。ヘルシーサポートでは、初めてのベイプにぴったりな各メーカーのベイプとカートリッジを組み合わせたスターターキットを販売しています。ベイプの入口として、その楽しさを知ってもらえるセットです。
オススメの電子タバコ(VAPE)
当店で取り扱っているオススメの電子タバコ(VAPE)をご紹介します。紙巻きタバコから乗り換えるなら、コスパのいい電子タバコが最高のチョイスになるでしょう。
Apollo BREZ(アポロ・ブリッツ)
Apollo BREZは、シンプルな作りでコンパクト。充電を終えてカートリッジをセットするだけで、すぐに喫煙可能です。ほぼメンテナンスフリーで利用できるので、紙巻きタバコから初めてベイプに乗り換える方にオススメです。
Aspire PockeX(アスパイア・ポケックス)
アスパイア・ポケックスは、シンプルな機構でとても使いやすい、初心者向きのペンタイプベイプです。リキッド入りのアトマイザーとバッテリー部分が一体化したクールなデザインとなっているため、アメリカではビジネスマンにも非常に人気があります。
個人輸入だからこそ買えるニコチン入りリキッド
電子タバコ(VAPE)用のニコチン入りリキッドは、残念ながら国内のショップで購入することはできません。ニコチン入りのリキッドは、日本では規制されているのです。しかし、電子タバコ大国であるアメリカでは、ニコチン入りのリキッドは普通に販売されています。そのため、日本から手に入れるなら、個人輸入する必要があります。ベイプに使うリキッドは、日本では薬機法で規制されています。ただし、個人で1ヵ月程度使用する量(120ml)であれば、問題なく輸入することができます。日本で販売することはもちろん違法ですが、個人輸入ならまったく問題ありません。日本はタバコを取り巻く環境が厳しくなってから久しいのですが、この健康志向の流れがあるからこそ、電子タバコのメリットを享受されてみてはいかがでしょうか?ベイプの本場アメリカ・ロサンゼルスから直接日本にお届けします。
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