電子タバコとリアルタバコの違い
安全性や受動喫煙や禁煙について
2024年08月22日
タバコと聞くと、喫煙者でも非喫煙者でも「タバコは身体に悪い」という漠然としたイメージを頭に浮かべるはずです。このイメージは間違えではなく、本当にタバコは人体に悪影響を及ぼす危険な存在なのです。
タバコにはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「リアルタバコ(紙巻タバコ)」「加熱式タバコ」「電子タバコ(VAPE)」に分類されます。リアルタバコ(紙巻タバコ)は、葉タバコを紙で巻いたもので、火をつけて燃やすことで煙を吸う従来のタバコです。加熱式タバコは、紙巻タバコとは異なり、タバコの葉を燃焼させるのではなく、加熱してニコチンを含む蒸気を生成するデバイスです。また、電子タバコ(VAPE)は、ニコチンを含む場合と含まない場合があり、リキッドを加熱して蒸気を生成します。
そこで今回は、従来のリアルタバコを吸い続けることの危険性、リアルタバコに含まれるタールの恐さ、電子タバコとリアルタバコの違い、さらには電子タバコへの切り替えが推奨される理由や効果などについて色々とご紹介します。
リアルタバコを吸い続けることのデメリット
喫煙者の中には、リアルタバコをやめる努力をしてみたけれど何度も挫折した、禁煙するためにリアルタバコの量を抑えてはいるけど何時まで続くか分からない、リアルタバコと電子タバコを両方使いして徐々に禁煙を目指しているなど、さまざまな理由や方法を用いて禁煙を目指している方がいます。
中には、非喫煙者である大切な家族、そして周りの人への悪影響を回避するために、リアルタバコではなく電子タバコに切り替えようと考えている方もいるでしょう。どのような目的があるにしろ、リアルタバコによる人体への悪影響は凄まじく可能であれば禁煙することが一番だといえます。
そこでまずは、「リアルタバコを吸い続けることのデメリット」について知り、喫煙の危険性を理解することから始めましょう。喫煙者だけに限らず、大切な家族や周りの人にも関係する危険な問題ばかりです。
リアルタバコとは?
健康促進を目的として、周囲への影響を懸念し、またはタバコが身体に悪いという認識が広がった結果、喫煙がしづらい世の中になったことなど、さまざまな理由からリアルタバコから電子タバコに切り替えた人々がいます。
電子タバコや加熱式タバコを使用している人々が、従来の紙巻きタバコを『リアルタバコ』と呼ぶことがあります。電子タバコや加熱式タバコは、禁煙を目的に利用されることが多いため、リアルタバコ(紙巻きタバコ)の特徴を取り入れた形状や香り、使い心地を再現している場合があります。
従来のリアルタバコ(紙巻きタバコ)は、シガレットペーパーと呼ばれる専用の紙で、細かく刻まれたタバコの葉を巻いたものです。タバコの葉に火をつけ、フィルターを通して煙を吸い込むタイプのタバコであり、人体に悪影響を及ぼす多くの有害物質が含まれています。
リアルタバコを吸うことは、喫煙者だけでなく、周囲の人々にも悪影響を及ぼします。以下で紹介する『リアルタバコが及ぼす健康問題』を知ることで、リアルタバコをやめて電子タバコに切り替え、最終的には禁煙を目指したいと感じるでしょう。
リアルタバコが及ぼす健康問題
リアルタバコの材料でもあるタバコの葉は、熱を加えることにより人の身体に悪影響を及ぼす「有害物質」が発生させます。有害物質は、喫煙者に限らず非喫煙者である周囲の人へも影響を与えてしまうため、今すぐにでも禁煙することをおすすめします。
以下は、リアルタバコに含まれる主成分についてです。
リアルタバコの三大主成分
タバコの葉には、約4000種類以上の化合物が含まれているとされています。そして、その中でも約200種類の化合物は、人体に有害な作用を引き起こす物質(致死性有害化学物質)であるとされています。
タール
タバコの三大成分の一つが、「タール」です。
リアルタバコを吸うと、臭いや黄ばみが服や髪の毛に染み付くことがありますが、これが目に見えるタールによる影響です。
タールは、人体に悪影響を引き越す有害物質であり、発がんリスクを高める原因となる恐ろしい物質です。
ニコチン
タールと同じく、タバコの主成分として有名な「ニコチン」は、リアルタバコに依存する原因でもあります。
ニコチンは、依存性の強い物質であることから、リアルタバコを長く使用していた人が突然喫煙をやめることは非常に難しいといえます。
ニコチンによる依存症の症状がでている状態を「ニコチン依存症」といいます。
一酸化炭素
タールやニコチンのほか、タバコの三大成分の一つが「一酸化炭素」です。
一酸化炭素は、サイレント・キラーとも呼ばれ、自覚症状が少なく知らない間に死に至る可能性がある恐い成分です。
リアルタバコの喫煙を続けていると、体内の酸素が不足して循環器に大きな負担がかかってしまいます。
タールの発がん性について
リアルタバコを吸い続けることで、特に恐ろしいとされる人体への悪影響は「タールの発がん性」です。
リアルタバコである紙巻きタバコには、発がん性物質が多数含まれています。タバコの葉に含まれる約4000種類以上の化合物の中で、人体に有害な作用とされる物質は約200種類、そして「がん」になる可能性を高める発がん性物質は約60種類あるとされています。約60種類あるとされる発がん性物質の中には、発がん促進物質と呼ばれるものも含まれています。
リアルタバコの三大主成分である「タール」は、熱分解により発生することから、リアルタバコを吸い続ける期間が長ければ長いほど発がん性物質が身体に蓄積されていきます。リアルタバコを吸ったときに発生する嫌な臭いや、黄ばみは「ヤニ」と呼ばれることが多いですが、これこそがタールなのです。粘っこく黒褐色の液体状であるタールは、一度染みつくとなかなか取れない頑固な成分です。
発がん性物質により起こりうる「がん」
熱分解によりリアルタバコから煙が発生しますが、その中には発がん性物質であるタールが含まれています。タールのような発がん物質により起こりうる「がん」は、全身に生じる危険性があることを覚えておきましょう。
リアルタバコを吸い続けることで発症するリスクが高い「がん」に、「肺がん」や「食道がん」、「胃がん」、「膵がん」、「子宮頸がん」、「肝がん」、「大腸がん」などがあります。
その他考えられる病気
タールを含む発がん性物質のほかにも、リアルタバコに含まれる約200種類の人体へ有害な物質により起こりうる「その他の病気」があります。
例えば、喫煙者は非喫煙者に比べて、日本人の三大生活習慣病であるがん、そして脳卒中や心臓病になるリスクが高いとされています。長年の喫煙者は、脳卒中をはじめ、脳血管障害や脳梗塞、くも膜下出血、そして心筋梗塞で死亡するリスクが高いとされており、リアルタバコを吸い続けたことにより血管が詰まりやすく、動脈硬化が促進されたことが原因だとされています。
がんや脳卒中、心臓病のほか、高血圧や糖尿病、メタボリックシンドローム、肺炎や喘息など、リアルタバコを吸う本数や喫煙期間により、さまざまな病気を発症し余命を短くすることにも繋がっていくのです。
美容にも影響する喫煙
リアルタバコを吸っているという女性が病気の他に気にすることといえば、「喫煙が美容にも影響する」ということです。有害物資が含まれる煙を長年吸い続けることで、スモーカーズフェイスと呼ばれる状態に陥ることがあります。
スモーカーズフェイスの人は、実年齢よりも老けて見られることがある上、目じりや口元に深いシワが入り、顔全体の印象が暗く、くすみなどの肌トラブルを抱えていることがあります。乾燥するなどの肌トラブルだけでなく、白髪が増え、歯や歯茎は変色してしまい、口臭や体臭などがきつくなるといった問題が多発してしまうのです。
喫煙は非喫煙者にも悪影響を及ぼす
リアルタバコの喫煙者が、決して忘れてはならないのが「喫煙は非喫煙者にも悪影響を及ぼす」ということです。
喫煙者自身の人体に喫煙が有害であることは分かりますが、それと同時に非喫煙者にも危険が及んでしまうのです。その理由は、喫煙者が発生させる副流煙を、非喫煙者が吸ってしまい「受動喫煙被害」を受けているためです。
受動喫煙は、喫煙により発生する副流煙を非喫煙者が吸うことにより、肺炎や気管支喘息、中耳炎を発生させるといった被害を受けることがあります。喫煙者が喫煙をしていない状態でも有害物質であるタールが身体や衣服、部屋の中に付着していることもあるため、間接的に同じ空間にいる家族や子どもが健康被害を受けてしまうのです。
大切な人を守るために禁煙をする、電子タバコに切り替えるということは、今からでも遅くありません。後悔する前に一日でも早くリアルタバコの恐怖から抜け出して下さい!
電子タバコとリアルタバコの違いとは?
ここまでは、リアルタバコを吸い続けることのデメリットを見てきましたが、今の段階ですでに「電子タバコ」への切り替えを検討している方も多いのではないでしょうか。
それでは次に、電子タバコとリアルタバコの違いや電子タバコに切り替えることのメリットについてご紹介していきます。
以下は、電子タバコとリアルタバコの主な違いについてです。
電子タバコはタールが含まれていない
リアルタバコは、従来の紙巻きタバコのことを指します。紙巻きタバコの材料は、有害物質を発生させるタバコの葉を用いています。一方、電子タバコの大きな特徴はタバコの葉を使わないということです。
電子タバコの材料は、タバコの葉ではなく「液状のリキッド」です。リキッドには、タバコの葉は含まれていません。タバコの葉が含まれていないということは、「タールが含まれていない」ということです。
電子タバコには、人体に有害とされるタールが含まれていないことから、喫煙者を含め、家族や子ども、周囲の人への影響を最小限に抑えることができるのです。
火を付けないタバコが電子タバコ
電子タバコとリアルタバコの違いの一つに、「火を使うか、使わないか」という点があります。火を使わずに熱伝導で専用のリキッドを温め、それにより発生する水蒸気を吸い込むのが電子タバコです。電子タバコは、火を使わずに電力で温める仕組みのタバコであるため、「火事が起こるリスク」を減らすこともできます。
電子タバコに切り替えたことで得られる効果
リアルタバコから電子タバコに切り替えることで、以下のようなさまざまな効果を得ることができます。
大切な家族を守れる
電子タバコに切り替えると、タールなどの発がん性物質が副流煙を通して家族や子どもに影響を与えることはありません。電子タバコで使用するリキッドには、タールが含まれていないからです。そして、火を使わないため副流煙が発生することもありません。水蒸気の煙はたくさん発生しますが、吸う場所とタイミングに配慮しながらマナーを守って吸うことで、周りに迷惑をかけずに気兼ねなく電子タバコを使用することができます。
禁煙効果がある
依存性物質が含まれるリアルタバコを吸い続けていると、長時間喫煙をしないと吸いたいという衝動に駆られ、自身の意思だけで禁煙することは非常に困難とされています。電子タバコであれば、大量の水蒸気を吸いこむことでリアルタバコを吸っている感覚を味わえますし、依存性の症状から気を紛らわすことができます。日本国内で販売されている電子タバコ用のリキッドは、ニコチンなしです。少しずつ禁煙に向けて努力したいという場合には、海外製のニコチン入りのリキッドを個人輸入して利用するのも一つの方法です。
※尚、禁煙効果には個人差があります。
まとめ
今回は、リアルタバコ(従来の紙巻きタバコ)を吸い続けることのデメリットや、有害物質であるタールの恐ろしさを中心にご紹介しました。
人体に有害な成分を含むリアルタバコから大切な家族や子どもを守るために、努力を始めることは今からでも遅くはありません。今からでもできること、それは第一に「禁煙するということ」です。そして、禁煙するための道具として一役買ってくれるのが「電子タバコ」です。
リアルタバコを長年吸い続けた人が、電子タバコに切り替えて完全に禁煙することができれば、ご自身の健康状態だけでなく家族や子ども、友人、会社の同僚、そして周囲の人々の健康を守ることにも繋がるといえるでしょう。
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